<体を曲げたり、伸ばしたり、どんなカッコでも背骨に神経が挟まらないのは
椎間板のおかげです。>
*なんと?椎間板には血管が無い!
そうなんです。椎間板には血管が存在しません。
では、どうやって栄養の供給がなされているかと言いますと・・・・・・・
背骨を構成する骨同士の関節が動くことで、(骨に挟まれた)椎間板の栄養液の循環がなされているのです。
例えて言えば水の中でスポンジを握ったり開いたりするような状態ですね。
“特に運動をする”ということではなくても、普通に動いているだけで
本来は背骨の動きに従って、十分に循環できるようになっています。
ということは・・・・
見方を変えると
背骨が歪んで、関節に固着(硬くて動きにくくなった状態)が生じると
椎間板が栄養失調になるってことです。
そして固着が長引けば、椎間板の栄養失調から椎間板の組織が脆くなり(部分的な老化状態)ヘルニアを生じるきっかけに成りかねないと言えます。
(栄養失調→組織の老化→組織変性→組織の破壊→繊維輪や髄核の損傷→ヘルニア)
カイロのアジャストを加えると、固着している関節が動きやすくなり、椎間板の栄養状態の回復に寄与します。(同時に関節内受容器の活性化も得られます)
腰痛や肩こりその他、カイロの適応症状をお持ちの方は、既に椎間板がヘタッテイル可能性が大!ですよ。お早めにお近くのカイロを受診されることをお勧めいたします。
スポーツでは水泳(背泳かクロール)がお勧めですが、自助努力としての栄養摂取も、椎間板の回復には大切です。 椎間板が押しつぶされると、腰痛や神経痛が生じるのは広く知られていますね。 しかし椎間板がどんな栄養から作られているかは、あまり知られていないようです。
椎間板を初めとする関節内の軟骨は、コラーゲンを主成分としています。 特に椎間板は、繊維輪というコラーゲン繊維で出来たバームクーヘン状の部分と髄核
(中心のゼリー状の部分・ベアリングの役目)に多量の水分(ムコ多糖体→コンドロイチンやヒアルロン酸、グルコサミンなど)を含むことで、脊髄と連絡している神経根を守りかつ背骨を支えています。 繊維輪と髄核のコラーゲンは、劣化してくると水分を貯えずらくなるため、常に新鮮な材料が供給されなければなりません。
コラーゲンは元々体内でビタミンCと蛋白質から合成されるように出来ています。 ところが、お肌の曲がり角といわれる頃から、合成する能力が低下してきます。 足りない分はゼラチンの形で、食品からとらなければなりません。
またコラーゲンは体内の組織を構成している蛋白質の約三十%を占め、特に眼球や 皮膚などは組織の約九割近くがコラーゲンで出来ています。 つまり、身体中でとても貴重で、重要な栄養素といえるのです。
実年齢に対して、皮膚のしわが目立ち始めたら、身体中で年齢を上回る老化が進んできたともいえるのですよ。 化粧品で皮膚から補うだけでは足りません。 気になり出したら、食べ物から摂取して、身体中十分に補いましょう。
また、コラーゲンを含む食材は、同時にムコ多糖体を併せ持ちますので、関節内のクッションの材料となる水(コンドロイチンやヒアルロン酸、グルコサミンなど)の材料も一緒に摂取できます。
料理の方法は、<メニューその弐>に乗せてありますので、メニューに戻って、探して下さい。
|