睡眠を上手にとりましょう。
身体の新陳代謝は睡眠時間中に行われます。
新陳代謝は疲労の回復、身体の修復など体調を整えるための大事な作用です。
冬の時期は、最も冷え込む時間帯に、この新陳代謝の時間帯がぶつかってしまいます。
寒さから身体を縮めて寝ていますと、体の筋緊張から「交感神経優先」という状態を引き起こし、新陳代謝の低下を招きます。
対策はといいますと・・・

◎密閉度の高い部屋であれば、オイルヒーターが有効です。
 乾燥せずに、室内全体の室温を保つことができます。
○寒冷地仕様の排気管付きストーブの微燃焼。
 寝室での使用が可能でしたら、オイルヒーターと同等の効果
 が得られるでしょう。
△電気敷き毛布、電気毛布は加減することで、ある程度有効
 です。
 熱くしすぎますと、のぼせたり、足や腕を布団の外へ出してし
 まいますので、逆効果になります。
△アンカは、電気敷き毛布や電気毛布に準じた効果が期待で
 きます。
 ただし、襟元が冷えやすいので、肩や首が冷えないような
 工夫が必要です。
×排気設備の無いストーブは、いくら室温が保てても、安全面で
 就寝中の使用はお勧めできません。

このように、寒い夜でも工夫次第で新陳代謝は活発になります。
試してみてください。 

また、足先の冷えには厚い靴下を履いて寝るより、締め付けない
程度の、レッグウォーマーを使用する方が効果的です。



外出時にも一工夫。
東北や北海道などの寒冷地にお住まいの方はもとより、沖縄地方などの一部の地域を除いて、すべからく外出時は思わず、肩をすぼめてしまうくらい寒いことが多いですよね。
肩をすぼめ、首をすくめて歩いていると、全身硬直状態になってしまっています。
全身硬直状態ということは、やはり「過剰な交感神経優先」の状態を作り出してしまいます。
目がさめている時間帯ですから、新陳代謝には大きな影響はありませんが、恒常性維持機能が保てなくなります。
背骨で言えば「歪みの原因」に成るわけですが、免疫機能の低下を始めとする、全身の不都合の原因となりかねません。
こちらの対策はといいますと・・・

◎貼り付けタイプの使い捨てカイロの使用は、より効果的な場所
 に貼ってみましょう。
 みぞおちの裏あたりとオヘソの裏のちょっと下のあたりが良いよ
 うです。 
◎あまりかさばらない程度の、レッグウォーマーは足先の冷え性
 に有効です。
 これは就寝中と共通ですね。
△もっぱらクルマによる移動。
 ごく近所の外出まで車で移動する方が多いのでは有りません
 か?
 確かに、暖機運転後の自動車の車内は快適ですが、完全に
 運動不足になってしまいます。
 運動不足は、単に筋力の低下だけではなく、新陳代謝や恒
 常性維持機能の低下を招いてしまいます。
 気象条件が良好なときには、歩く時間を確保してください。




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