背骨美人は健康美人


まっすぐは大事!曲がってるのも大事?
背骨はまっすぐでなくてはいけません。
本当に?
正面や真後ろからは正解です。
では横からは?
ぶっぶー!
横から見た時に、「まっすぐ」はだめなのです。
頚部と腰部で前方へ凸、胸部で後方に凸彎曲しているのが正常なのです。
この状態を生理的彎曲といい、大きな人も小さな人も同じ決まった角度で彎曲しています。
この彎曲がきれいにできていることが、健康にとって、とても大事なのですよ。


椎間板って擦り減るの?
正しくは押しつぶされると言うのが正解。
背骨を健康に保つためには椎間板の状態が大きなポイントとなります。
椎間板は健康なときは背骨(脊椎)一つの約四分の一の厚みがあります。
衝撃を和らげるクッションの役目と、神経根の出入り口(椎間孔)を必要な大きさに保つ役目があります。
コラーゲン繊維でできた、バームクーヘン型の円盤(繊維輪)が、髄核というゼリー状のあんこを包み込んでいます。
背骨が歪んで、圧力の加わり方が不均等になると、水分などが脱出してぺっタンコになってしまいます。
椎間板が擦り減って、背骨の隙間が狭くなったと説明される、椎間狭窄という状態です。
背骨の歪みが矯正されて、椎間板の環境が向上すると、改善されやすくなります。


背骨だけでは立っていられません。

背骨の生理的彎曲をきれいな形にたもつには、筋肉のバランスがポイントです。
背筋、腹筋、大腿四頭筋(腿の表側)、ふくらはぎ。

それと、大腰筋、腹横筋を始めとするインナーマッスル。
この5つの筋群がしっかりと筋力を持っていることが必要です。
しかし毎日の歩行時間が減ってくると、次第に筋力は低下してしまい背骨の歪みにつながります。
ただし、運動不足だからといって偏った筋トレはバランスを崩す元です。
水泳、速歩、階段やなだらかな坂道がよいでしょう。



人間、見た目です。
少々見た目が悪くてもかまわないモンネ、という人もいます。
背骨の役目が見た目のフレームのはたらきだけなら、少々歪んでも平気かもしれません。
でもね
背骨には、脳を初めとする神経系の環境を適切に保つというとても大切な役割があるのです。
身体は神経によって支配され、維持されているのはご存知の通りですね。
その神経系の入れ物は頭蓋骨を含めた背骨なのですから、背骨が歪むと神経系の環境破壊が起こるのです。
外見的に生理的彎曲がきれいにできていれば、内面の神経系の環境も良好だといえます。
また背骨が正常に近いほど女性らしさ、男性らしさが際立ちます。
つまり、背骨美人は健康美人、というわけです。

<背骨の条件>

ここで“関節”のお勉強をしましょう。

正常な背骨が神経環境やフレームとしての役割の条件とお話してきましたが、ここまでは、

静的なお話でした。

次に「動的」なことを示さなくては、“正常な脊柱”をカイロ的に語ったとはいえませんので、

ここからは、動的なお話を。

 

関節には、最も動きやすく支えやすい部分が有ります。

その名称を「関節面」と言いますが、例えて言えば引き戸の“戸車とレール”です。

戸車がレールに乗っていれば、戸はごくスムーズに開閉しますね。

ですが、何かの拍子に戸車がレールから外れるとどうでしょう?

ガタガタと動きにくくなりますし、完全に外れてしまったら、床に引っかかってしまい動かなくなることも有ります。

背骨の関節も(実は他の関節も大なり小なり)戸車とレールの関係とそっくりです。

関節は二つ以上の骨によって構成されますが、背骨の場合は上下の骨が合わさって

一つの椎骨に左右二つの関節を形成しています。

上下のどちらかがレールであり戸車と思ってください。

関節は、アクシデントや疲労の過重によって、関節の固着(硬くて動きにくい)を生じますが、

この状態があまりに強くなるなると、最初は動きにくく、更には固着の度合いが酷くなって、ついには動けなくなります

この動けない(動きにくい)状態が、戸車がレールを外れた状態です。

固着した関節や関節周辺は、視床下部(=身体の状態を司って健康を保つ(恒常性維持機能)中枢)へ

情報を伝える組織(固有受容器・神経終末・ゴルジ装置等=総称は関節内受容器)の機能低下を

招くため、身体のアンバランスに中枢が反応できなくなります。

また、固着した関節と関節周辺は、そのまさに関節から出入りしている神経根を(首を絞めるように)圧迫し

圧迫された神経の支配域に様々な障害を現します。

 

つまり、関節の固着が生じて動けなくなっているのが、背骨の不健康な状態ですし、スムーズな可動性を

備えているのが「健康な背骨」と言えます。

 

ただし、固着を生じた関節の動きにくさをカバーしようとして、その上下もしくはより離れた個所の関節では、

時として生理的な範囲を超えて “動きすぎ(過剰な可動域)” を生じることも有ります。

この動きすぎる関節も関節を構成する組織(腱・靱帯・椎間板・血管など)に過剰な負荷を掛けることとなり、

また、全体のバランスを崩す要因となりますので、動けば良いというわけでもありません。

固着を生じている関節が好転することで、動きすぎる関節を正常に引き戻すことができます。

 

このように、カイロでは、関節の固着を解くことで、これらの不健康な状態を改善することが可能です。

 

 

 

 





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